敬老の日はアメリカにもある?その由来や意味や日本との違いは?

敬老の日というと、日本独自の風習のような印象がありますよね。
ですが、実はこの敬老の日、アメリカにも似たようなものがあるのです。
では、その由来や意味はどのようなものなのでしょうか?

また、日本と比較するとどういった違いがあるのかも知っておきたいところですね。
そこで、そんなアメリカならではの敬老の日に近いイベントについて紹介していきます。

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敬老の日はアメリカにある?

日本における敬老の日は祝日でもあり、日本独自のものという印象です。
ですが、実はアメリカにもこれによく似た祝日があります。
それが、National Grandparent’s Dayというものです。

アメリカにも父の日や母の日はありますので、これらと同様に祖父母のための日を決めようということになり、1978年にこの祝日が制定されました。 そして、この日は秋、9月の第2土曜日となっています。
日本でも敬老の日は9月なので、偶然ではありますが日程までよく似ているということが分かります。

アメリカではどうして秋に制定しているのかと言えば、これは敬老の日に感謝される年齢層の方を、人生の秋ということで表現しているためです。 秋は実りの季節であり、最もおいしいものを収穫できる時期ということで、このように考えられているというわけですね。
このアメリカのお年寄りを敬う日は、つまり「人生で1番美味しい時期」ということを意味していると言えるのです。

このような意味が込められていれば、「年齢を重ねることで熟していくのだ」というポジティブな気持ちを抱き続けることができますよね。

敬老の日☆アメリカの由来は?

では、そんな敬老の日、アメリカにおける由来はどのようなものなのでしょうか?

実はこの発端となったのは、アメリカのウエストバージニア州に住む1人の女性でした。
彼女が自分の祖父母や、ナーシングホームという施設に住んでいる孤独な老人たちのために慰問活動を始めたことが各地に広まったことで、敬老の日に近い祝日が設けられることになったのです。

この敬老の日に近い祝日がアメリカで設けられたのは、日本で敬老の日が制定されてから24年も後です。
母の日や父の日はアメリカから広まったのに、敬老の日は逆に日本の方が進んでいたというのは少し、意外ですよね。

アメリカの敬老の日は日本ほど大々的に取り上げられてはいませんが、それでも家族で集まり、おじいちゃん、おばあちゃんに感謝を示すようなことを行う方も多いようです。

敬老の日☆アメリカと日本の違い

敬老の日は、日本でも9月に行われています。
ですがこの日本の敬老の日はアメリカとは少し考え方が違います。

日本の場合、夏の農作物のお手入れが終わり、農業が落ち着く季節であるということから9月に敬老会が開かれるようになりました。 これが敬老の日の始まりです。

アメリカのように「人生の秋」という深い意味を持っているわけではありません。

また、日本では敬老の日には祖父母にプレゼントをしたり、イベントで敬老会を開いたりするのが一般的ですね。
アメリカでは祖父母と孫がお互いに愛情を示すために集まったりするのが一般的なようです。

このように、それぞれに若干の違いはあるものの、基本的にはどちらもおじいちゃん・おばあちゃんを敬い、大切にする日となっています。 実はこのような風習は、日本やアメリカだけではなく、世界にもけっこうあるようです。
そんな世界の敬老の日をチェックして、色々な祝い方をしてみるのも面白いかもしれません。

年齢を重ねた方を敬う気持ちを、1年に1度再確認できる機会があるというのは、とても素敵なことですね。

まとめ

敬老の日はアメリカでも似たようなものがあり、しかも時期もよく似ているというのは驚きですね!
また、人生の秋という素敵な意味があることもあまり日本では知られていないのではないでしょうか?
そんな意味を知ると、敬老の日にお祝いされる立場になった時にも、「今が1番美味しい時」という前向きな気持ちになれますね。

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