青森の夏の最大イベントといったら何を思い浮かべますか?
やはり「ねぶた」と思う人も多いと思います。
もしかしたら中には「ねぷた」と思う人もいるかもしれません。
今出た二つの言葉「ねぶた」と「ねぷた」ですが、とても発音が似ていますよね?
なので同じお祭りのことを指しているのではないかと思っている人も多いです。
しかし、実はこの二つのお祭りはそれぞれ違うお祭りだというのです。
そこで今回はねぶた祭りとねぷた祭りの違いや、それぞれの特徴についてご紹介していきたいと思います。
ぜひこの二つの違いを知って、お祭りを楽しんでみてください!
「ねぶた」と「ねぷた」の違いとは?
では早速、ねぶた祭りとねぷた祭りの違いについてご紹介します。
そもそもこの二つの違いというのは、大きく分けて3つあります。
まず一つ目は地域です。
「ねぶた」と呼ばれるお祭りは主に青森市内で行われています。
「ねぷた」と呼ばれるお祭りは主に弘前市内で行われています。
このように開催されている地域がまず違っているのが特徴です。
よくよく開催予定となっているお祭りの情報を見てみると、「青森ねぶた祭」や「弘前ねぷた祭」と記載されているのを目にします。
この二つは語源は同じなのですが、地域のなまりによって呼び方が変化したとも言われています。
二つ目の違いは形です。
根本的な意味で捉えると、青森ねぶたと呼ばれるものは人形の形をしています。
そして弘前ねぷたと呼ばれるものは扇形のものとされており、鏡絵などが描かれているものとしています。
しかし青森ねぶたにも人型以外のものもありますし、弘前ねぷたも扇形以外なものもあります。
なのであくまでも言葉の意味としてこういった違いがあります。
そして三つ目はお祭りならではの掛け声です。
青森ねぶたの掛け声は「ラッセラーラッセラー」であるのに対して、弘前ねぷたの掛け声は「ヤーヤド」「やってまれ」というような掛け声なのです。
こちらも形式的にはこういうものだと言われていますが、最近になっては掛け声にもあまり違いはないのではないかと言われるようになりました。
これらのことから見ると、同じ語源でもありながら、そんなに大きな違いもないので、ねぶたとねぷたは同じものだと思う人も増えてきているようです。
しかし実際の所は上記の3点の違いがあるとされているのです。
青森ねぶた祭りの見どころはどこ?
次は、青森ねぶた祭りの見どころについてご紹介していきます。
ねぶた祭りというのは本来七夕祭りの灯篭流しの形が変わっていったものと言われております。
7月7日の七夕の夜に穢れを流すという意味を込めて灯篭流しが行われ、皆の無病息災を祈り続けてきました。
これがあの有名な「ねぶた流し」と呼ばれているものです。
それが今のねぶた祭りへと変わっていったという背景があるのです。
2015年の青森ねぶた祭りは8月2日〜8月7日の開催予定となっています。
さらに2日と3日には子供ねぶたと大型ねぶたのコラボレーションも見ることができるので必見です!
さらに7日には船に乗せて海の上を渡っていく姿を見ることもできます。
迫力満点のねぶたを間近で見てとても感動したという声も数多く寄せられています。
なのでぜひ一度は見に行ってみたいお祭りとして人気があります。
また青森ねぶた祭りの見どころの一つとして花火大会もあります。
これは毎年8月7日の最終日の夜に打ち上げられており、今年も打ち上げる予定となっています。
花火とねぶたのコラボレーションが本当に美しく、多くの人々を感動させてくれています。
有料観覧席も設けられているので、ぜひ美しい花火を見るのであれば席を確保すると良いかもしれませんね!
弘前ねぷた祭りの見どころはどこ?
では引き続き弘前ねぷた祭りの見どころをご紹介します。
ねぷた祭りの由来としては、お祭りが開催される時期にありました。
その時期は暑さも続いて寝不足も続く時期だと言われていました。
そして眠いという言葉を津軽弁で「ねんぷて」と言います。
なので竿の先に燈籠を下げて「ねんぷたっコ流れろ」と唱えて邪気を払ってきたと言われています。
同時に豊作も一緒に願ってきて、今のねぷた祭りに発展したとされています。
そんな弘前ねぷた祭りは8月1日〜8月7日の開催予定となっています。
日にちごとにねぷたが通る場所も変わってくるので、ぜひ場所はチェックしておきましょう。
8月1日〜8月4日までは土手町コース。
8月5日〜8月6日までは駅前コース。
8月7日は土手町なぬか日コースとされています。
このお祭りの特徴としては後半になるごとに大型のねぷたが出てくることです。
小型のねぷたでも十分に楽しめますが、やはり大型のねぷたも迫力満点でとても楽しめるものとなっています。
子供たちが喜ぶようなねぷたもあるので、家族皆で楽しむことができます。
大迫力のねぷたを見ることのできる有料観覧席もあるので、ぜひ間近で見たいのであれば、その席を抑えておくと良いでしょう!
まとめ
このように「ねぶた」と「ねぷた」には似たような言葉でもありながら、それぞれ違いがあるようです。
しかしどちらのお祭りも迫力満点で楽しめるお祭りであることに変わりはありません。
ぜひ機会がありましたら両方のお祭りを見に行ってみてはいかがでしょうか?