私たちが健康に生きていくために必要なものが乳酸菌です。
最近ではテレビのCMでもこの乳酸菌という言葉を耳にするのではないでしょうか?
それだけ乳酸菌というのは今注目されているものなのです。
そこで今回は乳酸菌についてご紹介していきたいと思います。
意外と勘違いされやすい便秘と乳酸菌の関係性や、乳酸菌がよくとれる食品などをご紹介していきたいと思います!
乳酸菌の効果の前に便秘について知ろう!
便秘というのは最近では本当に多くの人が悩むものとなりました。
その原因というのは生活習慣が乱れてしまっていたり、偏った食事をしていたりなど様々なものが考えられます。
そこでまずは私たちが悩む便秘を3つのタイプに分けてご紹介いたします。
弛緩性便秘
この便秘は食べ物を消化した後に肛門へと運んでくれる機能をもつ大腸の働きが弱まってしまうことで起こってしまう便秘です。
運んでくれるはずの機能が弱まってしまうことによって、便がスムーズに運び出されずに結果として便秘となってしまうのです。
これはデスクワークが中心の人であったり、運動不足の人や高齢者の人に多く見られる傾向にあります。
体を動かさないことによって体の循環機能が低下していくことで大腸も一緒に弱くなってきてしまうのです。
また便意を催してトイレに排出してもスッキリとしないのが特徴的です。
痙攣性便秘
こちらの便秘は逆に大腸の動きが強すぎるために起きてしまう便秘です。
大腸のぜん動運動が活発化されすぎてしまうと、腸が痙攣してしまったり、くびれた状態になってしまって便をスムーズに出しきれない状況になってしまうのです。
これは主にストレスや疲れが大きな原因となっていることが多いです。
ストレスが溜まると下痢の症状を引き起こす人もいれば、このように便秘になってしまう人もいるのです。
なのでストレスの発散を定期的に行うようにしていきましょう!
直腸性便秘
こちらは便意を全く感じないタイプの便秘となっています。
本来トイレへ行くのは催した時にしか基本的には行きません。
その便意を催すことがないので、知らぬうちにどんどん便秘になっていってしまうタイプのものなのです。
ただ人は最初は必ず便意を催すはずなのです。
何故このような状態になってしまうのかというと、トイレへ行くのが恥ずかしかったり朝時間がなかったりしてトイレへ行く機会を先延ばしにしてしまっているからだとされています。
とにかく少しでも便意を催したらトイレへすぐに行くようにして対策を取っていきましょう。
このように便秘にはこの3つのタイプに分けられます。
では次に乳酸菌の効果も併せてご紹介していきます。
乳酸菌の効果が出ない?その理由とは?
乳酸菌を摂取したのに便秘が解消されない!という人がたまにいます。
その原因は乳酸菌が合っていないということが大きいです。
本来、乳酸菌というのは100種類以上もあるのです。
ビフィズス菌や乳酸菌シロタ株などよく聞く乳酸菌もあると思います。
これは一つ一つ違うタイプの乳酸菌なのです。
なので、この乳酸菌で便秘を解消できる!という人もいれば、これでは便秘を解消できないという人がいてもおかしくないのです。
数多くある乳酸菌がある中で自分に合った乳酸菌を見つけるためには、とにかく色々と試していくしか方法はありません。
2週間程度、乳酸菌を摂取し続けていき、効果がなかった場合は違うタイプの乳酸菌を摂取するというのを繰り返していく必要があります。
そしてようやく自分の体質に見合った乳酸菌を見つけたらそれを摂取し続けることで便秘は解消されていくのです。
また、乳酸菌の効果が期待される便秘のタイプは弛緩性便秘だと言われています。
「私の便秘のタイプなんてわからない!」という人も多いと思いますが、日本人の便秘で一番多いのがこの弛緩性便秘だとされています。
なので最初便秘に悩んだら乳酸菌を試してみるのも良い方法ではないかと言われています。
乳酸菌がたくさん含まれている食品は?
乳酸菌を毎日食べる食事からも効率的に摂取したいと思いますよね?
乳酸菌というのは実は大きく分けて二種類のタイプのものがあります。
まず一つ目は動物性乳酸菌です。
動物性乳酸菌がよく含まれているのはヨーグルトやチーズなどのおなじみの乳製品です。
乳酸菌と聞けばまずはこちらを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?
スーパーでも手軽に買えるので幅広い年代層からも支持されています。
先程にも書いたように乳酸菌には様々な種類のものがあります。
自分に見合った乳酸菌を見つける必要があるのを意識しましょう。
ヨーグルトやチーズを見てみると入っている乳酸菌の種類が記載されています。
それらを見てから購入して食べていき効果があるかを見極めていきましょう。
また、この乳酸菌は便秘だけではなく体の調子を整えてくれる効果もあるので、健康的な体にもなれるのが特徴です。
もう一つは植物性乳酸菌です。
乳製品というのはアレルギー物質にもなりやすいので、中には食べることができないという人もいると思います。
そういった場合はこの植物性乳酸菌を摂取するようにしましょう。
これらが主に含まれているのは発酵食品だとされています。
漬物であったり味噌汁がこれに該当します。
これらは普段の食卓からでも手軽に出すことができるので食事をしながら効率よく乳酸菌を摂取していくことが可能です。
このように乳酸菌というのは私たちの身近にいるものです。
便秘で悩んでいる方はぜひ一度食生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?
まとめ
私たち日本人は便秘に悩まされることが多いようです。
便秘は放っておくと他の疾患の原因にもなってしまうので早めの対処が必要となります。
ぜひ乳酸菌を効率よく摂取して健康的な体を手に入れていきましょう!