月食や日食や流星群など、天体に関するニュースを耳にするとやはり見てみたいなと思いますよね?
テレビのニュースでも中継で取り上げられたりするので、天体も身近な存在のように感じるという人もいるのではないかと思います。
そんな中でも割と簡単に頻繁に見ることが出来ると言われているのがスーパームーンです。
ほぼ毎年観測できるもので何度か見たことがあるという人もいるのではないでしょうか?
しかし、そんなスーパームーンに関する不吉な噂を耳にしたことはありませんか?
それはスーパームーンの前後に地震が発生するというものです。
そこで今回はでは実際にその関係性はあるのか等をご紹介していきたいと思います。
そもそもスーパームーンとは?
では、そのスーパームーンとはどのようなものなのでしょうか?
簡単に言ってしまえば、地球と月が一番接近している状態での満月もしくは新月のことを指します。
もしこの時に満月だった場合は普段の満月よりも大きく見ることが出来ます。
ちなみに地球に一番接近している状態で月が新月であった場合もスーパームーンと呼びますが、この場合は残念ながら肉眼で見ることはできません。
大きい月として見ることが出来るのは満月だけなのです。
さて、そんなスーパームーンですが、2014年には3回ありました。
7月12日と8月10日と9月9日と3ヶ月連続してスーパームーンを見ることができました。
実際に月の大きさを観測したところ、大きさが14%ほど大きくなっており、明るさも30%明るくなっていたというデータもあります。
普段とは違う満月だということがわかりますね!
そんなスーパームーンは2015年にも見ることができます!
予定では9月28日の日本時間の午前11時51分頃に見ることが出来ると言われています。
しかしこの時間は昼間で明るいので月を見ることはできません。
なので日没になってから見ることが出来るとされています。
ぜひ大きくて綺麗なスーパームーンを見てみてはいかがでしょうか?
スーパームーンと地震の因果関係?
最初の方にも少し記載しましたが、実はスーパームーンは地震と関係があるのではないかと言われています。
では、実際のデータを見てみましよう。
まずは2005年のスーパームーンです。2005年のスーパームーンは1月10日にありました。
その15日前の2004年12月26日にスマトラ沖地震が発生しました。
また、同じ2005年のスーパームーンの2日後の2005年1月12日にはマグニチュード6.8の地震が大西洋辺りで発生しています。
さらに2011年のスーパームーンは3月19日にありましたが、その5日後の2011年3月24日にミャンマーでマグニチュード6.9の地震が発生しました。
そして私達の記憶にも新しい2011年の東日本大震災が3月11日に発生しており、これもスーパームーンの8日前となっています
また2012年のスーパームーンは4月20日にありましたが、その8日後の2012年4月28日にトンガでマグニチュード6.6の地震が発生しています。
これらのことから見てみるとスーパームーンと地震には何かしらの関係性があるのではないか?と思ってしまいますよね。
この関係性に関して専門の方はどのような見解をしているのかをご紹介していきたいと思います。
スーパームーンと地震は関係ない?
実際のところ、スーパームーンと地震の関係性に関してNASAは否定しています。
2012年にYouTubeで関係性を否定している動画も上げられています。
確かに満月は神秘的で謎に包まれている部分もあるので無意識にオカルト的な考えに結びつきやすいものだとされています。
満月になると犯罪率が上がるといったり、地震が発生しやすいといったようなことが囁かれてしまうのも無理はないのかもしれません。
しかし実際にスーパームーンがあっても地震が発生しなかった年もありますし、こじつけではないかと思う部分も正直あります。
ですが今でも月や太陽が地震との因果関係があるのではないかという研究が行われているのも事実です。
月や太陽の引力によってできる地球潮汐と地震の関係性を見つけることで地震を予知していこうという動きもあるのです。
これらの研究が続いているとなると、もしかしたら月と地震は全く関係がないと言いきれないのかもしれませんね。
まとめ
このようにスーパームーンは地震と関係性があるのかないのかは未だにハッキリ言えない部分はあります。
ですが、綺麗なスーパームーンはやはり楽しみながら見たいものですよね!
スーパームーン=地震とすぐに考えずに純粋にスーパームーンを楽しんでみても良いかもしれませんね!