干し柿のカビは食べられる?生えないための予防方法とは!?

秋の味覚の1つ、柿。
これを長期間保存して、長く楽しめるようにしたのが干し柿ですよね。
甘みや栄養成分も凝縮されて、普通の柿とはまた違った楽しみ方ができる食品になっています。

ですが、そんな干し柿で気になるのがカビです。
干し柿のカビは食べられるものなのでしょうか?

また、できることならカビが生えないように配慮したいものですが、これを予防する方法はあるのでしょうか?

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干し柿のカビは食べられる?

まず、干し柿のカビは食べられるかどうかという点についてチェックしてみましょう。

干し柿に生えるカビにはいくつかの種類があります。
よくあるのは青カビと言われるもので、緑色をした見た目が特徴的ですね。
ですが、一般的に青カビと呼ばれるものの中にもたくさんの種類があり、その中には有害なものもあるため、注意が必要です。

よく、カビが生えていてもカビの部分を取り除けば食べられると判断する方もいます。
干し柿に関しても、カビ部分を取り除いて食べてしまおうと考える方は少なくないでしょう。

ですが、実はこういった場合には、青くカビが生えて見える部分以外にも、菌糸と言われるものが広がってしまっている可能性があるため注意が必要です。 できればカビがきた干し柿は丸ごと、捨ててしまった方が安心でしょう。

それから、中には白カビと言われる白いカビが生えるケースもあります。
この白カビに関しては、生えてしまったら、もう食べられないと判断してください。

つまり、カビが生えてしまったものは基本的には、食べないほうが安全、ということが言えます。
もったいないからと、無理に食べたことが原因で体調を崩す可能性もありますので、できるだけカビが生えたものは捨ててしまうようにしましょう。

干し柿のカビの見分け方

干し柿のカビは食べられないのが基本ですが、では、干し柿にカビが生えているかどうかを確かめる方法はあるのでしょうか?

青カビなら見た目にも緑色なので分かりやすいですが、白っぽいカビなどの場合には、分かりにくいこともありますよね。

干し柿の方面にある白い粉ですが、これはカビではありません。
果糖・ブドウ糖などが結晶化したもので、柿霜と呼ばれるものです。
そのため、これに関しては問題ないと考えてください。

ただ、この柿霜とカビが見分けにくい場合もありますので、分からない場合は食べる前にニオイを嗅いでみるなどして、判断しておきましょう。 カビであれば、カビくささがあったりしますよね。

せっかく旨みたっぷりの柿霜が付いた干し柿を、「カビ」と勘違いして廃棄してしまうのはもったいない話です。
よく観察して、しっかり判断してから安全に、美味しくいただいてみましょう。

干し柿のカビ☆予防方法


干し柿のカビは基本的には食べられないものですので、生える前にしっかり予防しておくことが大切です。

まず、予防方法の1つとして大切なのは、できるだけ早く乾燥させることです。
天気の良い日を選ぶ、扇風機を使うなどして、水分を飛ばしやすくしましょう。
それから、柿がくっつかないように、隙間を適度に開けて干すことも大切な予防方法の1つですね。
くっついていると、ここからカビが生えやすくなるので要注意です。

さらに、気温についても気を付ける必要があります。
気温が高いとカビも生えやすくなりますので、できるだけ気温の低い時期を狙って干し柿作りを行います。
大体、11月頃から行う人が多いですね。

出来上がった干し柿は、なるべく早く食べてしまうことが理想です。
早く食べられない場合には、冷蔵庫で保存しておきましょう。
それでも食べきれない場合には、干し柿を1つずつラップにくるんでから冷凍保存しましょう。
解凍する際には冷蔵庫で自然解凍できます。

作り方や保存方法に注意すれば、干し柿のカビを防ぐことは充分に可能です。
しっかり対策して、美味しい干し柿を長く楽しみたいですね!

まとめ

干し柿のカビは食べられるものではないと考えた方が安全です。
生えないためにしっかり対策して、安全でおいしい干し柿を食べましょう。
また、カビと柿霜の見分けもつけられるように、市販の干し柿などを観察しておくことも大切ですね。

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