溶連菌の大人の症状とは?症状なしの軽い時もある?仕事はどうする?

秋冬には様々な感染症が流行し始めますよね。
そんな中でも、特に流行しやすいものの1つが、溶連菌です。
子どもの病気というイメージが強いですが、これは大人も感染するのでしょうか?

また、溶連菌の大人の症状とは、どのようなものなのか、症状なしで軽く済むことはあるのか、仕事はどうすれば良いのかなど、気になる点が色々ありますね。

そこで、そんな溶連菌について紹介していきます。

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溶連菌の大人の症状とは?

溶連菌というのは、上気道炎、皮膚の可能などの症状を起こすもので、特に学童期の子どもが感染しやすい病気です。
そのため、子どもだけの病気と思い込まれている方もいらっしゃいますが、実は大人も感染します。

この溶連菌という菌は、年代を問わず何歳でも感染する可能性のある菌なのです。
そのため、特に子どもがいる家庭では、家族の中で流行してしまう恐れがあるので注意が必要です。

溶連菌にかかってしまった場合の症状としては、発熱、咽頭痛、皮膚の湿疹、いちご舌などが挙げられます。
いちご舌というのは、舌に赤いぶつぶつができる症状です。

溶連菌の大人の症状でも、これらの子どもと同じような症状が見られると考えられます。
熱は上がりやすいですが、咳や鼻水といった風邪のような症状が起こる例は少なくなっています。

喉に強い痛みを感じ、舌や体に発疹が出て、高熱があり、咳や鼻水が少ない場合は溶連菌の可能性が考えられますね。
中には頭痛、嘔吐、下痢など風邪に似た症状を起こす方もいらっしゃいます。
これらの症状があった場合には、速やかに病院に行き、治療を受けましょう。

溶連菌☆大人は症状なしのことも!?

溶連菌がなぜ子どもだけの病気というイメージを持たれているのか、その大きな理由は、症状の出方にあると言えます。
子どもの場合は高熱が出たり発疹が出たり、いちご舌になったりと、激しい症状を起こすことが多いですね。
ですが、そんな溶連菌、大人は症状なしで済んでしまうケースもあるのです。

免疫力が高い大人の場合は、保菌していても発症しない、という例があります。
そのため、特に熱も出ず、発疹も出ずに気付かないうちに治ってしまうということもあり得るのです。

また、症状が悪化してこなければ、ちょっとくらい体調が悪くても「軽い風邪かな?」と軽視し、何も対策しない方も多いですね。
ただし、溶連菌による感染症の場合は、他の様々な合併症を引き起こす恐れもありますので、できるだけ気付いてきちんと治療を受けることが大切です。

例えばリウマチ熱や、腎炎などの病気に発展してしまう恐れもありますので、体調不良が長引いているような時には、1度検査を受けてみると良いでしょう。

もし体調不良の原因が溶連菌であれば、1週間から10日程度、抗生物質を飲むだけで改善されることが多いので、治療も簡単ですね。

溶連菌☆大人の場合仕事は?

子どもが溶連菌に感染したら、当然、保育園や学校は休むことになります。
では、もし大人が感染した場合には、仕事はどうすれば良いのでしょうか?

これについては、「病気でも仕事を休むわけにはいかない!」という方もいらっしゃるかもしれませんが、逆に出社することが迷惑になると考えた方が良いですね。 溶連菌は感染症ですので、くしゃみなどの飛沫感染で周囲に広げてしまいます。

自分だけで済む病気なら、仕事に行くかどうかは自己判断と言えますが、溶連菌のような感染症の場合には、周囲に感染を広げないためにも会社は休むようにしましょう。 2〜3日は、できるだけ外出も控えてください。

そのうえで、症状が改善されてきたら、医師に相談し、OKが出たら出社すると良いですね。
社会人の常識として、「周囲に迷惑をかけない」ということを第一に考えましょう。

まとめ

溶連菌は大人も症状を発症することがあり、注意が必要な感染症の1つであることが分かりました。
ただし、中には症状なしというケースもありますので、ちょっとした体調の変化にも敏感に気付けるようにしておきたいですね。
感染してしまった場合には、軽症でも仕事は休み、抗生物質を飲みながら自宅でゆっくり療養しましょう。

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