インフルエンザの症状と対処法☆重症化しないためには?

冬の寒い季節になると、毎年流行するインフルエンザ。今年は、特に例年より早く流行しています。インフルエンザに感染するとどんな症状が出るのか、また対処法はどうすればいいのか?詳しくお伝えします。

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インフルエンザ?それとも風邪?症状や受診すべきタイミングは?

インフルエンザは、そもそもどのような形で感染するのでしょうか。菌は、主に飛沫感染が原因です。(感染者の咳やくしゃみなどで唾液や鼻水が飛び散る)潜伏期間は、1~3日(長くても1週間)です。

風邪症状かどうか悩んだ時は、以下の症状に当てはまる場合は、インフルエンザを疑うべきです。

  • 周囲でインフルエンザに感染している人がいる、あるいは流行している。
  • 38℃以上の高熱や悪寒、体の節々や筋肉に痛みを感じる。
  • 体のだるさや頭痛などの症状がある。

インフルエンザに感染したかどうかを調べるための検査キットがあります。鼻の粘膜を綿棒でとり、液に浸して検査します。しかし、熱が出てすぐ検査したからといって、感染の有無が判るわけではありません。また、症状が出てあまり時間が経つとインフルエンザの菌が減り始めるため、検査が陽性にならないこともあるので注意が必要です。

インフルエンザの治療薬として有名な『タミフル・リレンザ』などの抗インフル薬は発症して48時間以内に使った方が高い効果が得られます。インフルエンザが疑わしい…と思っても、検査が陰性の場合は解熱剤しか処方してもらえません。

高齢者や疾患を持っている方の場合、特例でインフルエンザ治療薬を処方してもらえることがあります。インフルエンザの場合、使用を避けるべき薬がたくさんあるため手持ちの解熱剤であっても一度確認する必要があります。一番いい受診のタイミングは、発熱して24時間以上経過した2日目と覚えていてください。

高い感染力…合併症を起こし、重症化しやすい人とは?

インフルエンザは高い感染力を持っています。主に流行するのは、A型あるいはB型。2009年、世界中で大流行した新型インフルエンザはA型にあたります。

インフルエンザが怖いのは、感染力はもちろん合併症を起こして重症化しやすいためです。65歳以上の高齢者、心臓や呼吸器、腎臓などに疾患を持っている人、妊婦や乳幼児は特に注意が必要です。

具体的な合併症は、インフルエンザ脳炎、肺炎、気管支炎など…。高齢者は、インフルエンザによって肺炎を起こし、亡くなる方もたくさんいます。大人より子どもが感染しやすいため、手洗いやうがいなど日頃の予防も重要です!

インフルエンザを早く治すための対処法とは…?緊急に受診すべき時は?

[important]インフルエンザと診断されたら、処方された薬をきちんと服用すること。
高熱で体が辛い時は、解熱剤を使用。熱がある程度下がった場合は、解熱剤の使用を控える。
出来るだけ安静にし、十分な栄養と睡眠をしっかりととること。
空気中の菌の活動や繁殖、感染を抑えるために室内の湿度を50~60%に保つ。(空気清浄機や加湿器を使うと簡単です)
部屋の換気をこまめに行う。
脱水症状を起こさないように、水分摂取をする。(経口補水液がオススメ)[/important]

すぐに病院を受診すべき緊急時の症状

<乳幼児の場合>
子どもの場合は、いつもと違う?と思ったら、受診必須です。

[warning]けいれんを起こしているとき
意識が朦朧としていて、反応がないとき
顔色が悪く、唇の色が紫になりチアノーゼを起こしているとき
呼吸が苦しく、肩で呼吸をする、胸が陥没しているとき
水分が取れず、脱水症状を起こしているとき(肌がカサカサに乾燥し、目が窪んでくる)
嘔吐や下痢の回数が多く、脱水症状を起こしかけているとき
ぐったりとして元気がないとき[/warning]

<大人の場合>

[warning]呼吸が苦しい、息切れの症状があるとき
高熱が3日以上続くとき
脱水症状を起こしているとき[/warning]

まとめ

一番大切なことは、インフルエンザに感染しないための日頃の予防です。しかし、悲しいことに予防接種をしていてもインフルエンザに感染していまします。もしかかったとしても、重症化や合併症を起こすことなく対処したいですよね。

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