イボを液体窒素で悪化させてしまうこともあるというのは本当?

イボが肌にあると、見た目にも触り心地も、すごく気になりますよね。そんなイボは、病院などで治療する方も多いでしょう。

皮膚科で行われるイボ治療で、最も一般的なものといえば、「液体窒素」を用いた方法です。ですが、この液体窒素を用いてイボを治療する方法は、激しい痛みを伴ううえに、悪化させてしまうこともあるという噂があります。では、本当に液体窒素で症状が悪化することはあり得るのでしょうか?

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イボ治療☆液体窒素で悪化の可能性は?

イボに液体窒素を当てるという治療法は、患部に凍傷を負わせて皮膚を壊死させるという、ある意味荒療治です。そのため、激しい痛みを伴います。しかも、治療後にはしばらくすると、火傷を負った後に起こるような水泡が発生したり、赤みが出てきたりします。

このような状態を見ると、まるでイボが悪化したように見えてしまいますよね。ですがこれは、液体窒素による治療の過程で起こる、ごく自然な現象なのです。

液体窒素の治療では、幹部を壊死させることにより、下から新しい皮膚が再生してくるのを狙いとしています。治療を繰りかえし行うことで、どんどん新しい皮膚を再生させ、イボを根から断ってしまうという方法なのです。

一時的に幹部が悪化したような状態に見えてしまうことはありますが、専門家による治療であれば、ほぼ悪化の心配は無いと考えて大丈夫でしょう。どうしても不安な症状が現れた場合には、病院を変えてセカンドオピニオンを受けてみるというのも1つの方法ですね。

また、液体窒素によるイボ治療は1回で完治するケースは稀です。何度も通わなければ効果が期待できないため、医師が完治したと判断する前に止めてしまうと、悪化したように感じられる場合もあるでしょう。

イボは自己判断の治療で悪化することも!

医師による液体窒素の治療よりも悪化の可能性がある危険な治療法は、自己判断による治療です。市販薬でイボ治療ができるタイプのものもありますが、イボの種類によっては症状を悪化させてしまうこともあるので要注意です。時には、イボが大きくなってしまったり、皮膚の状態が悪くなってしまうこともあります。

イボの中には、悪性のものもあり、特に性器周辺部分にできるイボには注意が必要だと言われています。自己判断で治療を行い、何か異変を感じた場合には、すぐに治療を中止して医師に相談しましょう。

特にウイルス性のイボの場合には、周辺部にも感染しやすくなっています。イボをむやみに触ることで、どんどん数を増やしてしまう可能性もあるので要注意ですね。

イボを液体窒素で治療☆跡は残る?

イボを根絶させるために、勇気を出して病院での液体窒素治療に踏み切ったとします。ここでもう1つ不安になるのが、跡が残ってしまわないかという点ですね。

凍傷は火傷の一種ですから、跡が残る可能性は否めません。イボを液体窒素で治療する方法では、色素沈着が残る可能性があります。これはイボの大きさにもよりますし、体質にもよるので一概には言えません。

絶対に跡が残らないとは言えませが、ほとんどの場合、数年経過すると跡も気にならなくなっていきます。ただし、中には思うように跡が消えず、気になる時もありますよね。特に顔などの目立つ部分に跡が残れば、シミ状になってしまって見た目にも大きな影響を及ぼしてしまいます。

そんな時には、皮膚科で美白剤を処方してもらえることもあります。美白剤に関しては、保険適用外となり高額になる場合もあります。気になる跡が残ってしまった時には、まずは担当皮膚科医とよく相談してみることですね。もし、担当医からしっかりとした対策法のアドバイスをもらえない場合には、病院を変えてみるという方法もあります。

まとめ

イボを液体窒素で治療する方法は、激しい痛みを伴うため、悪化の可能性がある方法と認識している方が少なくありません。ですが、古くから多くの病院で行われる、ごく一般的な方法であり、多くの方が不安を抱えているような恐ろしいものではないのです。専門の医師が治療してくれるわけですから、信頼して任せてみましょう。

ただし、一時的に水ぶくれ等の悪化した症状が現れたり、腫れて激痛が走るといった悪化の症状はよく見られるようですね。気になるイボがあり、自己判断で市販薬を用いたけれど完治しないと悩んでいる方は、根本からの解決を目指す液体窒素治療は受けてみる価値のあるものだと言えます。まずは信頼できる病院探しから始めましょう!

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