喪中の方に贈る寒中見舞い☆どのようなマナーに気を付ければよい?

お正月といえば、年賀状ですよね!年に1度の年賀状は、写真を載せたりメッセージを書いたりして、お互いの近況を知らせるのに役立ちます。

ですが喪中の方の場合には、この年賀状を贈るということができません。そこで行われるのが、寒中見舞いです。では、この寒中見舞いにはどのようなマナーがあるのでしょうか?

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寒中見舞いとは?

暑中見舞いをハガキで贈るという方はたびたびいますが、寒中見舞というのは、あまり知らない方も多いですよね。では、寒中見舞というのは一体どのようなものなのでしょうか?

この寒中見舞は、年賀状の時期を過ぎてしまった場合に贈る、季節の挨拶の手紙です。基本的に年賀状というのは、松の内と言われる時期、1月7日までに贈ることがマナーとなっています。何らかの理由で、この時期に年賀状を贈ることができなかった場合に、寒中見舞いとしてハガキを贈ります。

寒中見舞いには、年始のお祝いというような意味合いは込められていないため、喪中の方への挨拶としても利用されます。内容は、相手の体を気遣ったり、こちらの近況を知らせたり。簡単な手紙のようなものですね。喪中であることを知らずに年賀状を贈ってくださった方への返事としても利用することができます。

喪中の方に贈る寒中見舞いのマナー

寒中見舞いには、色々なマナーがあります。

まず、贈る時期。これは、1月5日ごろ〜2月4日ごろまでとなっています。1月5日までに贈ってしまうと、年賀状と重なってしまうので、この時期は避けましょう。

もし、この2月4日までの時期を過ぎてしまった場合には、余寒御見舞いとして2月下旬ごろまで出すことが可能です。ですが、喪中の方を気遣う便りであれば、やはり松の内を過ぎたら、できるだけ早めに出すのがオススメですね。

この寒中見舞いのマナーで気を付けたいポイントですが、余った年賀状を使うのはダメです。ついつい、「年賀状の余りがあるから活用しよう!」と考えてしまう方もいらっしゃいますが、これはマナー違反なのでやめましょう。

それから、年賀状には家族写真を載せることが多いですが、これは寒中見舞いではあまり行われません。遠方に住む両親など、ごく親しい間柄の方に家族の近況を知ってもらうための写真というのは、それほど悪く受け止められることは無いでしょう。

ですが、それほど親しくも無い相手から、寒中見舞いにまで家族写真を載せて贈ってくるというのは、ちょっと非常識かなと受け止められる可能性があるので注意が必要ですね。

喪中の方に贈る寒中見舞いの文例

喪中の方に寒中見舞いを贈る場合、まず最初にくる言葉は、「あけましておめでとう」ではありません。あくまでも年賀状とは違うものであるということを、しっかり認識して書きましょう。

基本的に、寒中見舞いで最初にくる言葉は「寒中お見舞い申し上げます」です。暑中見舞いと似た感覚で考えることができますね。

その後に続く文例としては、
「冷え込む今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?私どもは元気に過ごしておりますのでご安心ください。まだまだ寒い日が続きますが、風邪などひかぬよう、お体に気を付けてくださいね!」
といった感じですね。

相手の安否を窺う→こちらの近況を伝える→相手の体を気遣う という文章にすると、スムーズで、気持ちが伝わる素敵な寒中見舞いになります。

また、相手が喪中で年賀状を出せなかったという場合には、「年始のご挨拶は喪中とのことで遠慮させていただきましたが、皆様がた、いかがお過ごしでしょうか?」という一言を添えると良いですね。気遣いのある、素敵な寒中見舞いを贈りましょう!

まとめ

年賀状をはじめとする時事の挨拶のハガキは、日本独自の素敵な文化です。寒中見舞いは、あまり知られていませんが、喪中の方が身近にいた場合にはぜひ利用したいものの1つですね。

電話やメールで気軽にやりとりできる時代にはなりましたが、手書きの言葉には、また違った奥深さがあります。ぜひ、寒中見舞いで大切な人を思いやる気持ちを伝えてみましょう!

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