MVP 人も地球も健康に

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酵母、野菜、海藻、果物等より抽出したものを使用しています。
1回分ずつ個包装になっているから携帯にも便利。
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お召し上がり方食事とともにお好きなお飲み物でお召し上がりください。
目安として1日1パック-2パックをおすすめします。
飲みにくい方はつぶしてお召し上がりください。
袋の上からスプーンの底でおさえるとつぶせます。
ご注意●天然の原材料を使用しておりますので変色することがありますが、品質には問題ありませんので安心してお召し上がりください。 ●本品により尿が黄色くなることがありますがこれはビタミンB2による一時的なものですので心配はいりません。
●合成添加物、保存料は一切使用しておりません。
保存方法高温多湿や直射日光を避けて保存すること。
原材料名・栄養成分等●名称:酵母加工食品●原材料名:海藻セルロース、酵母、大豆抽出物(遺伝子組換えでない)、トウモロコシ抽出物(遺伝子組換えでない)、ニンジン抽出物、海藻抽出物、ローズヒップ抽出物、アセロラ抽出物、小麦胚芽抽出物、カキ抽出物、フィッシュレバーオイル、パセリ抽出物、アルファルファ抽出物、水ガラシ抽出物、アカシアガム●栄養成分表(1パック中/5粒4.3g)エネルギー 13.46kcal、たんぱく質 0.33g、脂質 0.7g、炭水化物 1.46g、ナトリウム 8.39mg、ベータカロチン 7500μg、ビタミンB1 75mg、ビタミンB2 75mg、ビタミンB6 60mg、ビタミンB12 75μg、ナイアシン 75mg、パントテン酸 75mg、ビオチン 75μg、葉酸 400μg、ビタミンC 500mg、ビタミンD 7.5μg、ビタミンE 302mg、カルシウム 350mg、セレン 73μg、クロム 30μg、ヨウ素 100μg、鉄(アイアン) 20mg、マグネシウム 176mg、銅(カパー)
2mg、亜鉛(ジンク) 20mg、カリウム 35mg、マンガン 5mg、リン 40mg、イノシトール 75mg、コリン 26mg、モリブデン 50μg、パラアミノ安息香酸 75mg原産国アメリカ合衆国お問い合わせ先販売者:株式会社ネイチャーラボ東京都渋谷区広尾1-1-39恵比寿プライムスクエアタワー11FTEL:0120-755-335(受付時間/平日10:00-17:00)ブランド:MVPケンコーコムTOP>健康食品>ビタミン類>マルチビタミン>マルチビタミン+マルチミネラル>MVP マルチビタミン・ミネラル 150粒販売元:ネイチャーラボ原産国 アメリカ合衆国内容量:30パック(1パック5粒、150粒)約1ヶ月分1日量(目安):1パックサイズ:135*230(mm)JANコード: 4560119220011マルチビタミン+マルチミネラルとはビタミンとミネラルを総合的に摂取できるものです。 微量栄養素なので大量に摂取する必要はありませんが、基本的に体内で作ることができないので、食べ物などから摂取しなければなりません。
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ブックマーカーなら知っておくべきMVPの5つの法則

 

クリスマス大運動会MVP

 

MR団員

 

副賞のスパイクを

 

遂に履いてきました!

 

 

この日に履きたかったらしい。

 

1月15日

 

1(い) 1(い) 5(足)

 

正GK目指し(Aチームに現在6人)

 

頑張っています。

 

※いつも4時に校庭に出て練習開始しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

MVP大好き♪みんな集まれ〜♪

「髑髏城の七人 season月」

[作]中島かずき

[演出]いのうえひでのり 

<上弦の月>

[出演]福士蒼汰 / 早乙女太一 / 三浦翔平 / 須賀健太 / 平間壮一 / 高田聖子 / 渡辺いっけい / 他

<下弦の月>
[出演]宮野真守 / 鈴木拡樹 / 廣瀬智紀 / 木村了 / 松岡広大 / 羽野晶紀 / 千葉哲也 / 他

 

11月23日18時〜、上弦の月初日。
11月25日18時〜、下弦の月初日。

両方を見届けてきました!
ホントは下弦マイ初日はもう少し後の予定だったけど、図らずもこの詰め込み具合です。

(合間の24日には初代捨天様のロッキーホラーショー観てきたし笑)

さてさて月髑髏!
これまでになく髑髏クラスタをザワザワさせた「霧丸」設定といい、グッと若くなったキャストといい、事前の予想が全くつかない。
が、諸々の心配は概ね杞憂でした。

とても情熱的で素直に「格好良い!」と叫ばざるを得ない作品、上下共に。

あのね、マジで台詞も演出もビジュアルもこれまでになく「格好良い」がゴロゴロしてます。

お決まりの見せ場がとにかくバチッと決まってる!
「髑髏城の七人」という作品自体が初見の方にはこれがスタンダード髑髏城になって、全く違和感なく楽しめるはず。
ただ、ネタが間延びして冗長に感じる部分は正直あるので(笑)上演時間はこれから短くなるかもしれないなぁ。

あと、上弦と下弦、結構違います。

キャストの個性の違い、とかでなく演出&台詞もちょっと違う。

間違い探しレベルだけど、個人的には一箇所「うわぁ…!」となった部分がありました。

印象としては月は「意外と(二人二役設定以降では)正統派な髑髏城」。

もっとガラリと変えてくるかと。

ただあくまでも「意外と」で、事前予想と比べればの話です。

やはり、過去作を知る人向けの仕掛けは大ネタ小ネタ問わず随所にあります。

「おっ!」となりたければネタバレ回避推奨します。

感触としては鳥髑髏初日を観た直後の感覚に近いんですよね。

歌やダンスが多いからってのもあるけど、それだけじゃない。

戸惑いもあるし噛み砕くのに少し時間もかかる。

ただそれ以上に「これは化けそう」という期待感。

いや、若手が多いので化ける幅はむしろ鳥以上かもしれないぞ。
特に上弦。

イロモノでもなく「分かる人だけ分かれ」でもなく、ストレートに血湧き肉躍る。

ヒーロー物・マンガ的格好良さ×ロックでメタルなネオ時代劇はこれぞいのうえ歌舞伎の魅力です。

ワカのブラッシュアップと言いつつまるで新しい天蘭像にどハマりした花とも、
オールスターチャンピオン祭り鳥髑髏とも、
信頼と実績の元祖髑髏城と言った趣漂う風とも、
当然ながらまるで違った。

その「格好良さ」の源はまず両捨之介でしょうか。

百万点満点で爽やかで王道格好いい性格と顔(←重要)の福士捨。

とにかく格好良い声と滑舌と魅せ方が抜群に上手い飄々とした宮野捨。

特に宮野捨は、初日にして既に完成されてない?ってくらい安定感がある。

下弦はこれきりしか観られない私にとっては大変有り難いと同時に
「初日でこれじゃあ、後半どうなるんだ?!」
ってライビュを狙いたくなってしまった。
天魔王については、太一天魔王が発表された時点でだいたいお察しでしたが上弦は鳥髑髏ファンにはたまらんと思います。 あれとかそれとか。

少なくとも私はたまらんかった。

しかし鈴木天魔王もまた予想以上!
宮野捨と鈴木天魔のおかげで下弦は初日とは思えないクオリティの高さに仕上がってました。
決して上弦が悪いわけではなく、下弦の仕上がりが見事過ぎる。

そしてこれまでと比較しても、割と異色な天魔王像じゃないかと。

上下共に、あれとかそれとか。

合わせて蘭兵衛像にもやや驚いた。
あれとかそれとか。

霧丸設定については、あのポジションがしっかりアクション出来ると幅が広がるね!
沙霧も動ける女優さん達だったけど流石にレベルが違う。
若手達は皆良かった(特に須賀兵庫は個人的に歴代トップ争いできるくらい好きな兵庫!)ですが、更に特筆したいベテラン勢の抜群の安定感。
聖子極楽の完成されっぷりには、20年前から同じ役を演じる貫禄を見せつけられました。

流石、我らが看板女優様。

羽野極楽も、まー「可愛い」の塊だった。

羽野さん、私は舞台で初めて拝見できたので感無量でした。

何てったって初代極楽だものー!
貫禄の聖子太夫に、キュートな羽野太夫。

そして私はやはり粟根ファンとして渡京がどうなのかってのが気になるわけですが、思わぬ特技を披露していただき小躍りする程喜びました。
あとビジュアルも当然鳥髑髏とは違います。
良いです…好き…。

狸穴様もそれはそれは素敵で、チャーミングないっけい狸穴とセクシー千葉狸穴でした。

贋鉄斎は相当上弦下弦で違った。

上弦を見たいのうえさんが演出加えたのか、それともなかまこ贋鉄斎がとにかく自由だったのか(笑)
とりあえず安定のネタ枠でした。

そして小ネタですが、アオドクロを予習しとくと某お決まりの見せ場が一箇所とても楽しいです。

どこがとは言わない。

ちなみに、何が「月」の冠を意味するものであるかは今のところ私は明確に見えてません。

ただ、メインビジュアルで使われているアレは一つのキーワードでメタファーではあるな、と。

これ以上はネタバレに成りかねないので自重。

一箇所明らかに残念だったのは、下弦二幕冒頭の映像トラブルくらいかな。
口説きシーンの後半あたりまでスクリーンずっと真っ暗。
頑張ってぐるぐる劇場。

上弦下弦共にまだまだ登ったばかりなので、くどいようですが後半いよいよ化けると思います。

私は下弦は残念ながら見納めでして、上弦はあと1月に一回だけ。

最終的にどんな月になるか楽しみです!

以下はネタバレ感想になります。
上弦下弦の違いについても触れているので、見比べを楽しみにしている方も読まないほうがいいかも。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 
プロローグから僕はしにました。

かぁっこいいー!天魔王ライジング!
天魔王のシーンで始まるパターンは珍しいわけではないけど、「人の男が天魔王になる」瞬間は初めてじゃないかな。
あれ、めっちゃ耽美にすることだって出来たと思うんですよ。

何せ両天魔王共に耽美なビジュアルなんで。

でも、ロックな歌(冠&教祖コンビの良いお仕事!)とダンスでザ・新感線なシーンに仕上がってる。

もう天に感謝しますよね。

いやいのうえさんに感謝しますね。

印象的なセリフもね…後で書くけどラストに向けた伏線になっているという。

 
そして花鳥風月のラスト(まだ極があるけど)でようやく正統派格好いい百人斬り来ました!
贋鉄斎と2人だけではなく霧丸入れての3人でしたが、一片のおフザケなしで流石の迫力。
贋鉄斎のアレは真剣なアレです。
おフザケではないです、と言い切る。

今回上下共に後方席の引きで見ていたので、殺陣や音楽だけでなく映像効果も堪能しました。

ここは霧丸設定が活きたな!
確かにあの場面で霧丸が手伝うのはとても自然なことだし、過去に向かっていた彼の復讐心が未来へと舵を切った象徴的なシーンになってる。
上弦も下弦も動ける霧丸なんで見応え抜群でした。

ここも含めて、月髑髏は霧丸を主に見据えた話だったんだと思います。

 
更に驚かされたといえば、最後の捨天対決。

二枚刃仕込み、どころじゃない六枚刃!
あれはヤバい、過去髑髏の中でも一際格好良い。

「第五天、化楽天!」「第四天、兜率天!」
数え上げながら次から次へと新しい刃を繰り出して、少しずつ天魔王を「人」に引きずり下ろしていく。
冒頭の天魔王の台詞
「六欲天をご存知か…?」
が皮肉にも、ここの最高の伏線になっている。
もう語彙力が迷子になる格好良さでした。

動き回りつつややこしい台詞を言いつつで捨天共に大変なシーンだと思いますが、プロローグとクライマックスで対になるここが完璧に決まるようになれば月は必ず化ける。
えらいことになる。

1月にもう一度上弦を観に来るのがめちゃくちゃ楽しみです。

 
他にも髑髏城お約束のシーンは数あれど、月ならではだったのはこの3か所と、あと兵庫&じん平orいん平だな!
これについては後で書きます。
髑髏城脱出から七人のシルエットまでの流れは、基本的に花〜月まで一貫してましたね。

どこかで変化球を入れてくるかな〜と予想していただけに、これは割と意外っちゃ意外。

ただ、もはや絶対にすべらない、いや外さない確固たるお約束の名シーン名演出として確立されて凄い。

何度観ても格好いいし何なら毎回泣きそうになる。

この劇場でしかできないことですね。

横の広さを存分に活かして、本水使って、音楽と役者の動きと照明全部をフル稼働で。

タイトルの意味がここで初めて分かる方もいるかもしれない。

何度も見ている大好きなシーンだけれど、毎回思う。

全ての記憶をリセットして、まっさら状態であのシルエットを見て感動したい。

お前が七人目かよ!って驚きたい(笑)

上弦下弦の違いはキャストの個性に合わせたもの以外にもちょいちょいありましたが、個人的に
「tomorrow」違いやないか!
とツッコミ入れた箇所が1番好き(笑)
はい、兵庫達荒武者隊が極楽にいいようにあしらわれて走り去る場面で彼らが歌ったあれです。
アニーと岡本真夜。

 
ここからは各役ごとの感想です。
かなり解釈違いあると思いますのでご容赦ください。

 

★捨之介(福士蒼汰/宮野真守)
仲間想いの優しい捨之介。
そんな捨之介像は過去決して意外でも珍しいものでもないですが、今回異色に感じたのはその想いが「過去の」仲間に強く向いていること。
捨之介・天魔王・蘭兵衛の関係は全く対等、どころか同級生3人組のようでした。

というか捨之介が他2人をとても愛していた。

と書くと語弊がありますが、彼にとって大切な同志だったんだろうと思います。

その後は霧丸達と出会うまで、他の仲間を持てないほどに。

蘭兵衛と再会した際の親しげな様子や、あれだけやられた天魔王をそれでも救おうとする姿にそう思った。

天魔王なんて絶対積極的に仲良しじゃあなかっただろうけど、「嫌い」ではあっても「憎い」は無かったんじゃないか。
同じ時を過ごした同士に代わりはない。

だから殺すんじゃなくて「止める」と言い切った。

逆に、彼の殿に対する想いはどうだっただろう?
これまでの捨之介より、ぐっと複雑さを増すんじゃないかと。
少なくとも、心酔して死して尚囚われる存在とは思って無さそうで。

霧丸を助けた後の台詞に、そんな気持ちも読み取れた。

そんな彼にしてみれば殿<<<今生きている仲間、だけれど、当の仲間たちにとっては逆だった。

そのすれ違いは悲しいし、それを知っていく二幕の彼は切ない。

だって彼は何度でも言うじゃない
「俺たちはもう自由に生きられるんだぞ」
って。
ただひたすら殿の背中を追うんじゃなく、自分の意思でこれからは動く。

殿の喪失感はでかいけど、自由に未来に向かうことが出来る。

特に福士くんの方に顕著ですが、まだまだ若い捨之介であるという意味はここにあるような気もします。

だから同じ世代の天魔王が、そして蘭兵衛がどうしたって殿の記憶に囚われるのを誰よりも何よりも歯がゆく思っていたんだろうな。

「あんた「だけ」は生き延びなきゃ」
髑髏城脱出時の極楽太夫の言葉は、そんな捨天蘭の関係をさりげなく表していたように思います。
それでもやっぱり徳川に囲まれて最後は諦めかけ(とは言え今までで1番生きようと足掻く姿勢が強くて良かった)霧丸達に救われてハッとする。
捨て切れない天を振り払うというより、天を捨て切れていないことそのものに気付くまでが月の捨之介の旅路だったのかなぁと思いました。

メインビジュアルでも上下弦それぞれの月を模した傘が印象的でしたが、実際今回の捨之介は「傘」でした。
天が降らす涙雨を受け止める傘。

「月」が意味するところの一つは、傘=捨之介の暗喩ということと受け取りました。

そしてもう一つ、上弦/下弦に別れた意味をそこにくっつけるなら、
「天は見るものによって姿を変える」。
同じものでも見る側や見方によってまるで違うものになる。

まさに上弦の月と下弦の月のことじゃないか。

単純に「おお、格好良いネーミングだな!」で終わらないならこう言う考え方もありかな?

福士捨はとにかく格好良い!顔が良い!
素材まんまでストレートに素直に魅せてくれる捨。
「純粋の上弦」とはナイス表現だと思います。

そして台詞を実は心配してましたが(ごめんなさい)滑舌も声量も文句なしでした!
これからは長丁場なので喉を労って頑張ってほしい。
あと立ち姿や立ち回りは回を重ねる毎に良くなってくると期待です。

何しろ初舞台で初座長であの劇場だもんなぁ。

かなり心身共にキツイはずですが、それでもカーテンコールの最後に1人残って客席にポーズを決めてくれた姿に惚れました。
弦ちゃん、いや福士君ならまだまだいける。

宮野まもちゃんは「王家の紋章」で拝見していたので殺陣以外は微塵も心配しておりませんでした。

上で書いた通り信じ難いほどの安定感。

私、今回席は非常に遠かったんで表情観察はほぼ諦めてたんですが、声だけで表情が見えないのを補って余りある表現力はこの方が流石にピカイチでした。
その上立ち姿まで決まってるんだから参る。

自分の魅せ方がうまい…。

無界に入る際のダンスめちゃ楽しそうで良かった(笑)
まもちゃん捨なら「玉転がし」設定で見たかったよね、絶対ハマったよね。
次は捨以外の、彼の為だけの役で2回目の客演待ってる。
今度は歌ってー!

★天魔王(早乙女太一/鈴木拡樹)
なんて哀れな天魔王だったんだろう。
花天は妖、鳥天は人間、風天は亡霊。

そして月天もまた人間でした。

だけど月天はきっと、ただ「人」としては生きていけない人だったんだな。
そんな彼が「人の男」というのは何て皮肉なんだろうと思いました。

強く焦がれて、憧れて、誰にも頼らず横棒二本足そうとしても人から天になれなくて。

天に近づく最大にして残された唯一の手段だった鎧を引っぺがされた、哀れな姿。

上下天共に決して体格が良いわけではないだけに、酷く小さくか弱く悲しく見えました。

本当にただの人に過ぎなかった。

月捨でなくたって、「トドメを刺してやろう」なんて気には到底なれなかった。

そこから初めての天魔王生存ルートを予想すらしたのですが、自らけりをつけてしまう。

天魔王すら赦そうとする優しい捨に、誰よりも天に焦がれる一途さを強烈なまでに魅せつけた天魔王を持ってきてのあの結末よ。

中島かずき怖すぎない?

結局、月の天魔王は狂気的なまでに夢追い人だったんだなと思いました。
文字通りの意味で、夢を追わなきゃ生きていけない人だった。

夢とはつまり天であり、彼自身が観た殿であり、それを追えない自分に生きる価値はない。

ここで「天の形は見る人によって様々だ」という捨之介が霧丸に語った言葉も生きてきました。

鎧を引っぺがされて只の人に戻った自分と、今際の際に蘭兵衛に「天のことは忘れて生きろ」と告げようとした殿。
悲しいことに、その2つが天魔王の中で重なったんじゃないでしょうか。

ずっと天を目指してきたのに、ようやく重なったのは彼の想う「天」ではなくなった殿。

こうやって考えていくと、ワカ&鳥で髑髏城史に残る蘭兵衛を演じてきた太一がその天魔王を演じることがあまりにも哀しい。
そして、その太一に対する形で同じ脚本演出の天魔王を違う色で見事に演じてみせた鈴木さんの力量に感服する。
あと太一天の「蘭兵衛が私を庇ってくれたー」は不覚にもめっちゃ可愛かったですね。

笑っていいのか不気味さに震えればいいのか迷いました(笑)
鈴木天は「私を庇ったのか…」と普通に格好良かったのに。
(あの後「勘違いするな」の台詞が続くからどきりとするよね。

蘭の最後の同じ台詞をここで重ねることで、天蘭の関係の変化を見せたのかなぁ)

あと、違いは生駒との関係ですね…あれヤバかった。
まず上弦の月の生駒。

花鳥風月の中では1番私好みな主従関係見せてもらいました。

(マイベストはワカの天魔王と将監様)
縋り付きながら哀れっぽく生駒を斬る訳を嘆く天魔王に対し、ただ呆然とするでもなく悪足掻きしながら斬られるでもなく、死を静かに受け入れるでもない。
天魔王の意図を知って自ら命を絶つなんて。

太一天魔王はかなり躁鬱が激しくって、生駒に縋り付く2度の場面ではそんな性格が1番出ていたと思ったのですが彼女もそれをよくよく分かっているんだなぁ。
あの自害にはいろんな見方があると思いますが、私は生駒が「自分を殺すことで天魔王が心に傷を負わないよう自ら決着をつけた」と受け取りました。
彼女の最大にして最期の忠誠の表現であり、天魔王から誰より信頼し寵愛されていることの自信でもある。

たとえ天魔王がそうは思っていなかったとしても。
でもあの天魔王なら割と本気で生駒を寵愛してそうだったね。

そして下弦、下弦ですよ!
ここ、私が一番上下の差に鳥肌だったところ!
淡々と理由を述べる天魔王に、けたたましく狂気のように笑いながら自害する生駒。
怖い!何この差!
下弦天魔王は上弦に比べて精神面の波が少なく見えた分ドライだし、対する生駒の壮絶さが一層際立った。

さとみさん生駒は贋鉄斎襲撃で
「生駒、おこだからね!」
とか言って超可愛かったのにどうしてああなった。

兎にも角にも二幕の天魔王、最高だったな…。

大変良い天魔王をありがとうございました。

★無界屋蘭兵衛(三浦翔平/廣瀬智紀)
月髑髏の印象として真っ先に挙がるのが「天魔王の哀れさ」そして「蘭兵衛の外道さ」です。
「所詮外道だ」の台詞に「せやな」という感想以外持てねぇ…。

天魔王がかつてなく真摯に蘭兵衛を(表面上は)求めているように見え、後々も哀れなだけに一層蘭兵衛の非道がくっきりして見えるのかもしれません。
だって寝返りからして完全に自分の意思。

霧丸が見ている前で(←これはすごく重要)薬ではなくただただ天魔王の言葉によって彼は「無界屋蘭兵衛」を殺す決意をする。
その後に夢見酒を飲んだのは、ただの形式的な儀式程度にしか見えない。

無界屋襲撃だって信じられないくらい楽しそうに笑いながらやってのける。

「楽しい」って自己申告する。

何でこんな楽しいことを忘れていたんだ、なんて。

月の森蘭丸は確かに天魔王と同じ側の男だったんだなと思いました。

霧丸は人を見る目がある。

「捨之介はお前たちとは違う」と天蘭を一括りにして罵倒したのはすごく印象的だった。

風蘭もその気がありましたが、あちらは最後に自分が無界を愛していたことにようやく気付いたような蘭だった。
月蘭にはそれすらない。

そうすると花蘭にむしろ近いような気もします。

自らの意思により蘭丸に還り、後悔もしないって意味で。

ただ、花蘭のそれは想いの強さ故に、だったのに対し月蘭は弱さ故に、だった気がするんですよねぇ。

ただ、一幕での蘭兵衛はあまりにも森蘭丸に還る兆しがなさすぎて、むしろ髑髏城の八人目入りあるんじゃないかとすら思った。
極楽がオカン要素強かった分良い意味で周りに頼ることも出来、肩の力が抜けた蘭に見えたからかもしれない。
そこからの二幕、ホンマなんなの…。

あんな冷酷属性をくっつけたことと、何より鳥髑髏で初めて登場した「殿を忘れて生きるべきだった蘭」要素をまたぶっこんで来られて私のハートずたずたです。
最期の蘭兵衛の混乱は半端なかったんじゃないかなぁ。
鳥蘭は後悔も強かったろうけど、月蘭はホンマに
「なんで?!俺は蘭丸として生きたいのに!」
ってなったんじゃなかろうかと。
勝手な想像ですがそれはこれまでの蘭兵衛との決定的な違いのように思います。

それでも最期に必ず「来い!太夫!」とは叫ぶんだよなぁ。

蘭兵衛として生きた時間は確かに彼の中に残っているんだと思うと切なくもなる。

そうじゃなきゃ、一幕最後に無界を見つめる姿があんなに哀しげに見えちゃうわけがない。

そんな蘭を演じた三浦さん廣瀬さん共に良かったなぁ!
三浦さんの殺陣は軽やかなダンスのようで華麗でした。

廣瀬さんについてはハイロー沼ズブズブRASCALSの女である私は「マルコー!!」とついつい肩入れしてしまうんですがそれ抜きにしても素敵で色っぽい。
カーテンコールで極楽をエスコートしてて泣いたよ…。

そうそうカーテンコールといえば!
今回はそれぞれピンじゃなくて、天蘭が同じフィールドにいるんですよね。
やっぱりあの2人が見ていた天は同じだったのかもしれないなぁ。

★抜かずの兵庫(須賀健太/木村了)
花ぶりに正統派?の血気盛んな若気の至り兵庫。
脚本上で目新しい点は、一つは極楽との関係ですね。

年齢差を逆手に取って、最後のプロポーズシーンの一連の台詞はグッときた。

ただ正直ここは花鳥風と変えても良かったんじゃないかと思いました。

少なくとも、兵庫と極楽がカップルとしてこの先を生きることを明確に示さなくても良かったんじゃないかなぁ。
後述ですが今回の極楽は大変懐が深く逞しいので、強く生きていくその背を兵庫がどこまでも追っていくエンドでも観たかった。

とは言え、「りんどうよ、これからはそう呼んで」の台詞は何度聞いてもたまらないし、照れながら呼ぶ兵庫は超可愛いからやっぱりあの終わりも幸せではある(どないや)

後はじん平orいん平さんとの関係、兄さじゃなく「おっとう」ね!
あれは初日に聞いて拍手出しそうになるくらい最高でした!
そして二幕の見せ場、鎌が通じなくなってからの鍬展開には実際に拍手出ました!
あのシーン、特に上弦はアオで同ポジションだった仁さんが演じているだけに、そしてその時の獲物が鍬だっただけにアオを知ってたら一層胸熱なんですよ。
こういうとこで過去作知ってるファンを気持ちよく驚かせてくれるの嬉しい。

あと鎌の名はステファニー(笑)

両兵庫素晴らしかったですが、私の好みで言うと須賀兵庫が歴代トップ争いしてきそうなくらいストライクです。
上手いわ動けるわ。

木村兵庫も良かったなぁ!
羽野極楽との並びがすごくお似合いだった。

ちょいちょい皆にからかわれたりボケたりしては、納得行かなさそうに荒武者隊の皆とヒソヒソして可愛かったです。

★霧丸(平間壮一/松岡広大)
霧丸設定にした意味を明確に見出すことは、正直出来ませんでした!(開き直り)
ただ、今回の霧丸は非常に天魔王に対する復讐心が強い。
「天魔王から逃げる」じゃなく「自分の手で天魔王を撃つ」が目的。

その血気盛んさは男であるが故表現しやすい、のかもしれません。

だからこその
「この刃の切っ先が昨日に向くのなら意味がないから」
このメインテーマの歌詞は霧丸の歌詞。
あと、兵庫とは同世代男子同士ってことで沙霧の時にはあまり見られ無い関係性ではありました。

そのあたり、とても新鮮で良かったからもうちょいコンビ感見たかったなー!
最後の極楽との別れ方も今までになくて、母と息子みたいでキュンとしました。

(ここでヤキモチを焼く下弦兵庫の可愛さ)
手当をしてもらった後に姿が見えなくなってから照れ臭そうにボソリ「ありがとう」って言ったり、極楽との関係は微笑ましくて霧丸設定ならではだったかも。

百人斬り参戦はある程度予想してました。

両霧丸共に、身体能力の高さを存分に発揮してくれて格好良い百人斬りをありがとう!
平間さんは次に多分「ゴースト」で浦井さんとの共演を拝見出来るはず。

次は歌が聞けるかも?

★渡京(粟根まこと/伊達暁)

いちりんしゃ!!!

事前情報で粟根さんが内腿を痛がってることは知っておったんで(どんな事前情報だ)
「なんやろ、ローラースケートとか?それは花贋か…」
とかぼんやり予想はしてたんですが、まさか一輪車披露してくれるなんてー!
あのぐるぐる劇場を一輪車で走るの怖そう、でも気持ち良さそう。
他はみんなスケボーなのに渡京だけなんで一輪車(笑)
意味は全くないけどファンには嬉しいシーンありがとういのうえさん。
 あと、髪型が可愛い。

さらさら前髪可愛い。

一房青いエクステみたくなってるのもお洒落!
3日前からキャンプ張ってたやつで新感線ファンにはお馴染み「背景に化けて登場」も披露してくれたし!
何気にあの「水車」てのが一輪車の伏線か。 関係ないか。

渡京比では、鳥髑髏よりクレバーさは薄めでしたね。

どちらかといえばアホでクレイジーでしたね。

というか登場してから裏切り掌返しの速度が過去一くらいの速さ(笑)
登場時は明らかに曲者感満々で偉そうに荒武者隊最後尾に控えてて笑いましたよ。

本当に、なんで自分が最終的に霧丸達に味方するか分かってなさそうなあたり計算じゃなく感覚で生きてそうで、算盤キャラでなくなったのも大納得でした。

生き別れた双子の弟が…ってそれ、それぞれ上下弦片割れの渡京のことじゃないですか?(笑)

総合的に見たらキャラクターとしてはアオドクロ寄りな感じ。

アオ渡京ストパーかけた?とか上弦の粟根さん側ばかり書いてしまいましたが、粟根さん河野さんしかこれまで演じて来なかった裏切りポジションについに参入した3人目・伊達渡京も超良かったよー!
風兵庫じゃないけど省エネな感じがする渡京でした。
ただ、ただ!欲を言うなら、ビジュアルは上下で違うほうがよかったな。

伊達渡京のローテンション気味な渡京にあんまりあのビジュアルは合わない気が。

とは言え伊達渡京もハマる人にはすこんとハマるだろう、三五とも粟根渡京とも違う新しい裏切りポジションでした。
最初のカーテンコールの位置は謎だったけど。
なんでまた髑髏党入りしてんの(笑)

★贋鉄斎(市川しんぺー/中村まこと)
安定のネタ枠贋鉄斎。

髑髏城でも無界の外れでもだいたい置いてかれる贋鉄斎(可愛い)
つか、1人だけseason花に戻っとるやないか!
剣花道、百人斬りにどう活かしてくるかと思ったら花は別に活かして来なかった(笑)
ただ、全身に剣山を仕込むことにより全身白刃取りが可能になるってアイデアには感服です。
というか(おそらく)そのアイデアを実現させた本人であろう下弦いん平さんこと小道具担当インディ高橋さんに感服です。

マジこの方が全シーズン通して影のMVP…!生きて…!

贋鉄斎のアトリエに髑髏党が襲撃してくるパターンは何気に花鳥風月では初めてでしたね。
確かにあの襲撃シーン、無いなら無いで話成り立つんだよね。

でも贋鉄斎の変キャラぶりが敵を前にして一層際立つ迷シーンでもあるので、入れてくれて嬉しいです。

圧倒されてビビり散らしてる生駒が可愛いったら。

そして自由度は下弦のなかまこさんが圧倒的に高かったですね!
やりたい放題ぶりがひどい!
一箇所ど下ネタ放り込んできたし(笑)
ただ「刺すんだジョー!」は両方で言ってた。 自由。

ここの廬シーンもこれからますます弾けそうで楽しみです!
是非福士捨をハジけさすまでやってほしい。

★極楽太夫(高田聖子/羽野晶紀)
みんなのお母さん極楽太夫。
無界の皆にとっても霧丸にとっても、そしてもしかしたら蘭兵衛にとっても。

下弦はともかく上弦はその色が濃かった。

下弦はねー、羽野さんが年齢不詳で可愛すぎて!!
ぎゅってされてたし、下弦は恋仲だったかもしれないな。

ただ、唯一兵庫にとっては日の本一の女の人。

軽くあしらう女っぷりが格好良いです姐さん。

先に書いた通り、初日から両太夫共に抜群の安定感に度肝を抜かれました。

生歌も聞けたーわーい!
今回の極楽もやはり、あの後死を選ぶんじゃないかと兵庫が心配するほど弱い極楽には見えないんですよね。
年齢差云々以上に、あのラストに若干の違和感がある理由もその辺りかなぁ。

蘭の花を渡す演出も今回はない。

蘭丸との間に恋愛感情は、少なくとも上弦はなかったと思います。
下弦はちょっと怪しい。

「君死にたもうことなかれ」
結末を知るだけに、彼女が歌うこの歌詞は辛かった。

恋人ではなかったとしても、弟が息子のように大事に思っていたのは確かだろうしやはりこれまでにない種類の哀しさを蘭兵衛に持ったんだと思いました。

霧丸の感想でも書いたけど彼に対しては本当に母親みたいで、
「あんなみたいな子救えなきゃ〜」
の台詞が凄く暖かくて良かった。
あと聖子さんのほうだけ関西弁だったり、羽野さんのほうが嘆きがより深かったり。

細かな演出の違いとお2人の演じ方で、捨に次いでWキャストの違いを楽しんだポジションだったかもしれません。

★狸穴二郎衛門(渡辺いっけい/千葉哲也)
両狸穴様共に貫禄の狸穴様。
千葉さんはワカで拝見してはおりましたがいよいよセクシーな狸穴様であった。

いっけい狸穴はチャーミング寄りでした。

いっけいさん元劇団員だよなぁと思ったらまたまた胸が熱くなる。

細かいところですが私、無界襲撃の後で
「この世の悪夢、たっぷりと味わうがいい、家康殿」
と天魔王が家康を名指しで言うのが何気に大好きでして。
他の面々は本当に眼中にないという天魔王の驕りと、家康という存在の大きさを同時に表す巧いシーンだなぁと思う。
あれががないと「てめぇが雑魚だと思ってる〜」の兵庫の台詞が活きない。

その為にはやはりこの役の存在感があればあるほど良いし、言うまでもなく今回のお2人もピカイチでした。

あぁ、あと無界で捨之介&霧丸&狸穴様で「はーっはっはっはっ!」をやってくれたんめっちゃ嬉しかったです。
月でようやくだよ、あの新感線のお家芸!
あのシーン、その後の自己紹介は下弦だとえらくタメがあったんですよね。
捨と狸、互いの正体にこの時点で気付いていたんだなぁ。

当然蘭兵衛の正体にも。

狸穴様が「無界屋蘭兵衛どの」と思わせぶりに言う時、演じ手によって牽制にも優しさにも取れるのが好きです。
個人的印象だといっけいさん後者、千葉さん前者かな。

でも千葉狸穴は、最後に金を渡す時にめちゃくちゃ楽しそうに笑う器の大きさも素敵だ。

以上、後一回しか見ないから初回の印象を全部ぶちまけました。
思い出したらまた加えるかも?
次にまた上弦を見る日までに、あのシーンがどれだけ化けるか楽しみです!

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