1年の最後を締めくくる食べ物といえば、「年越しそば」ですよね!温かいおそばを食べながら、団らんの時を過ごし、カウントダウン・・・日本ならではの大晦日の醍醐味を感じます。
だけど、そんな定番年越しそば・・・自分の家以外の家庭ではどんな風に食べられているのか、気になってしまいますよね?上に何か乗せたり、アレンジするレシピで楽しんでいる家庭もあるのでしょうか?
年越しそばに乗せるものは?
そばやうどんというと、一般的には甘辛い味付けの薄揚げや、カリッとしたかき揚げ風の天ぷらなどを乗せますよね。では、年越しそばには、こういったものは乗せるのでしょうか?
年越しそばを食べるタイミングは、多くの家庭では、晩ご飯を食べた後で、年越しの午前0時までの間・・・という感じになっています。ということは、晩ご飯でそれなりに満たされたお腹に、そばを食べるというわけです。
そのため、「年越しそばには何も乗せない」という家庭がけっこう多いですね。薄揚げや天ぷらは、どうしても油っこくて胃腸に負担になるため、午前0時に食べるそばに乗せるには不向きなのでしょう。
ですが、中にはもちろん、こういった定番の具材を乗せるという家庭もあります。また、薄揚げや天ぷらとまではいかなくても、ネギなどの薬味や、カマボコといったちょっとした具材は乗せるという家庭もありますね。
それから、中には「晩ご飯に年越しそば」という家庭もあります。そういった家庭では、エビ天などを乗せて、わりとガッツリとした食事にする傾向があるようですね。
アレンジを楽しんでみてもOK!
ごく普通の年越しそばに飽きてしまったというのなら、アレンジを加えて、オリジナルの年越しそばを食べてみるのも良いですね!例えば、山芋をすりおろしたものを加えてみる方法。刻みノリなどを散らすと、さらに見栄えも良く、風味もアップしますね。
それから、そばに温泉卵を乗せてみるというのも素敵です。卵を絡めながら食べる年越しそばというのも、いつもと一味違う大晦日が楽しめそうですね。
また、ガッツリいきたいという方は、出汁をカレー味にしてみるというのも1つの方法ですね。カレーそばなら、大晦日の夜ご飯にしても、物足りなさを感じません。
あるいは、温かいそば、というイメージを捨てて、冷たいザルそばで楽しんでみるというのも良いでしょう。温かい室内なら、ザルそばでも十分に美味しくいただけます。
毎年の「普通に食べる年越しそば」に飽きてしまった場合には、素敵なアレンジで、いつもと違う年越しを楽しみましょう!
年越しそばを食べるタイミングって?
年越しそばに乗せる具材やアレンジ方法などは、もちろん気になるポイントではありますが、結局のところ、年越しそばって何なのでしょうか?
年越しそばを食べる理由
実は、年越しそばが食べられるようになった理由には、色々な説があります。
例えば、金銀細工師が金粉を集める際にそば粉を使うから、お金が集まるという縁起を担ぎ、そばが食べられるようになったという説。それから、プチプチと切れやすいそばを食べることで、大晦日の機会に苦労を切り捨ててしまおうという考えから食べられるという説。そして、そばの実が風雨に強いことから、そんな強さにあやかるために食べるという説。
このような様々な理由から食べられる風習ができている年越しそばですが、これはいつ、食べるのが正解なのでしょうか?
結局年越しそばって何時食べるのが正解?
これは、はっきりとした決まりは無いと言われています。大晦日の夜であれば、特に何時に食べても良い、ということです。つまり、晩ご飯として食べるのも、夜食として食べるのも自由なんですね。ただし、年を越して食べると縁起が悪いと言われているので、年を越す前に食べてしまいましょう。
まとめ
年越しそばには、様々な楽しみ方があります。地味なイメージのある年越しそばですが、具材の工夫やアレンジレシピで、大晦日の楽しみの1つにしてしまいましょう!
それから、年越しそばの持つ意味をじっくり考えながら味わう、というのも良いですね。家族と、「どうして年越しそばが食べられるようになったのか」なんて会話を交わしながら、1年の最後の食事を満喫しましょう!