サンタクロースの衣装※どうして赤いの?その由来は一体どんな話?

クリスマスといえば、サンタクロースですよね。そんなサンタクロースの衣装を描いてみて?と言われると、誰もが迷うことなく、赤い衣装を描くでしょう。帽子の形なども、まさに決まりきっています。

ではなぜ、サンタクロースはこのような衣装になったのでしょうか?そんな由来が気になりますよね。そこで、サンタクロースの衣装についての由来を調べてみました。

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サンタクロースの衣装の由来

サンタクロースは、赤い衣装に身を包み、白いひげを蓄えた大きなおじさん、というイメージがありますね。白い大きな袋にプレゼントをたくさん詰めて、トナカイがひくソリに乗り込み、良い子のもとにプレゼントを届けてくれます。

そんなサンタクロースという人物は、実は4世紀、東ローマ帝国に実在していたカトリック教の司教であったセントニコラウスという人物ではないかと言われています。

この人物は、貧困に苦しむ家庭に、煙突から金貨を投げ入れたそうです。そうして煙突から入った金貨は、暖炉脇で乾かしていた靴下の中に入り、それがクリスマスに枕元に靴下を置く由来になったのだとか。

ただ、サンタクロースの由来に関しては、諸説あり、様々な説が組み合わさって現在のような形になっていると言えます。サンタクロースの服装や体格といった風貌の由来には、実はアメリカの大手清涼飲料水会社の広告イメージが強く影響しているようです。

つまり、実際のサンタクロースのモデルとなった人物が、そのままサンタクロースの衣装や風貌の由来になっているというわけではないのですね。

サンタクロースの衣装はなぜ赤い?

それから、もう1つ、サンタクロースの衣装で気になる点があります。それは、サンタクロースの衣装というと、決まって誰もが赤い色をイメージするということです。

かつては緑色のサンタクロース、という時代もあったようですが、今では赤い衣装が定着し、コスプレなどを探しても、ほぼ確実に赤ですよね。

このサンタクロースの衣装が赤いのは、カトリック教会の祭服が赤いことに由来していると言われています。クリスマスはもともと、キリスト教のお祭りですから、そのような影響が大きく反映されるのですね。

それから、サンタクロースの赤い衣装が定着したのには、アメリカの南北戦争時代に大活躍した画家、トーマス・ナストの絵が関係しているとも言われています。

トーマス・ナストという人物が描いたサンタクロースの絵が、様々な絵画集や雑誌などの誌面に登場し、その時描かれた赤い衣装が、そのまま人々のイメージとして定着したと考えられます。

赤い衣装が定着したことにも、アメリカの清涼飲料水の会社のイメージカラーが関係しているという説が謳われていました。ですが実は、そのような宣伝広告にサンタクロースが用いられるよりはるか前から、赤いサンタクロースは人々の中に定着していたのです。

サンタクロースの衣装☆都市伝説の黒いサンタって?

サンタクロースといえば赤い衣装に白ひげをたくわえたにこやかなおじさんのイメージですが、実は黒いサンタクロースというものがいると、都市伝説でささやかれています。

黒いサンタクロースは、もちろん衣装も黒で、サンタクロースのイメージとは大きく異なっています。この黒いサンタクロースの都市伝説には様々な内容があり、例えば悪い子供をさらってしまう、なんて怖い話もあります。

また、子供が言うことを聞かなかったら、大切なものを1つ取り上げてしまうという説もあります。さらに、通常のサンタよりも2割程度強いとか、見た目は悪そうだけど実は良い人、なんておかしな噂もあります。

黒いサンタクロースの正体は、子供に言うことをきいてもらいたい親が作りだした存在ではないかという説もあります。また、宗教的な意味合いのある黒いサンタというものもあるようで、特にスペインの一部では「黒服のサンタ」が有名です。イメージするだけでも怪しげな黒服のサンタ。少し見てみたい気もしますよね!

まとめ

サンタクロースの衣装には、様々な由来があります。歴史を紐解いてみると、面白い話がザクザク出てくるクリスマス。そんな話をしながら、クリスマスパーティーを盛り上げてみるのも良いですね。特に子供たちには、黒いサンタクロースの都市伝説はきっと喜ばれるでしょう。

面白いクリスマスの物語を話して聞かせて、子供たちに歴史や文化の違いを学ばせながら、クリスマスを満喫しましょう!

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