お年賀の挨拶はいつまでにする?どんなのしを使えばいいの?

「お年賀の挨拶っていつまでにすればいいの?のしの種類とか気をつけなければいけないマナーってある?」など、疑問に感じている方は多いのではないでしょうか?そこで、ここでは、あまり知られていないお年賀のマナーについて紹介します。

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お年賀の挨拶とは?

まず、お年賀というのは一体どのようなものなのか分からないという方もいらっしゃいますよね。

このお年賀の由来は、古くから、新年の年神様をお迎えして祀るという風習があり、その年神様へのお供え物を持参して年末年始の挨拶に訪れたことだと言われています。

ですが、最近ではお年賀が持つ意味合いは、年神様へのお供えというよりは、挨拶の際の手土産、という感覚に代わってきていますね。

子どもたちに対して贈るお正月の贈り物は、お年玉です。それが、訪問する家庭への贈り物としては「お年賀」になる、というわけですね。

お年賀ののしはどんな書き方?

では、お年賀ののしはどのようなものを用い、どのような表書きをするのが正しいマナーなのでしょうか?

まず、お年賀はおめでたい場面での贈り物なので、紅白の蝶結びののしを用います。それから表書きは「御年賀」、結びの下には名前を入れます。これが正しいお年賀ののしのかき方です。

結びきりののしというのは、結婚式や御見舞いのように、一度きりで終えてほしいお祝いごとで使用されるものです。ですから、何度も訪れてほしいお正月に贈るお年賀ののしは、蝶結びのものが正しいマナー、というわけですね。

また、親類などの家に贈る場合は特に、名前はフルネームで入れることをオススメします。同じ苗字の人がいるということもあり得ますので、できるだけ、誰が贈ったものなのかを判別できるようにしておきたいですね。

お年賀の挨拶はいつまで?マナーは?

お年賀は手土産と考えると気軽な贈り物に感じられますが、やはりマナーはあります。

まず、いつまでに贈るのか、という点ですね。基本的にお年賀を贈るのは、正月の三が日、つまり1月1日・2日・3日の間が良いとされています。ただし、お年賀を贈る際にはあくまでも、お正月の挨拶に訪問した際に手渡しするのが一般的なマナーです。

三が日を過ぎてしまったとしても、訪問する日が例えば4日であったなら、それも許容範囲であると言えるでしょう。

ただし、いつまでに贈るという期限は地域によって決まっています。松の内に贈るというのが一般マナーで、この松の内というのは1月1日~6日の間。ですが松の内が7日・10日・15日という地域もあるので、ここはよく注意して調べておきましょう。

都合により松の内の間に訪問することができなかった場合には、のしの表書きは「御年賀」ではなくなります。この場合には「寒中見舞い」になるので注意しましょう。

また、このお年賀で気を付けなければならないのが、「配送はタブー」ということです。お歳暮などの贈り物は、配送で直接相手先に送ったりもしますが、お年賀に関しては直接持参するのが基本。これはしっかり憶えておきたいマナーですね。

それから、相手先、もしくは贈る側が喪中であった場合のお年賀ですが、この場合には連絡を入れて了承を得た上で、松の内を避けて贈りましょう。もちろん、表書きは「御年賀」ではなく、「寒中見舞い」となるので、注意してください。

まとめ

お年賀は、お正月に訪問する相手に贈る大切な挨拶の贈り物。配送などで簡単に済ませてしまおうという考えは捨てましょう。しっかりと持参してこそ、価値のある贈り物なのです。

のしの書き方や贈る時期にも注意して、お互いに気持ち良く、お正月の挨拶ができるようにしたいですね。お年賀のマナーはあまり知られていませんが、きっちりしておくと、親類からも見直されるかもしれませんよ!

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