子供の睡眠不足の原因は?何か成長に悪影響は出てくるの?

睡眠不足というと、大人の問題のように感じられますよね。だけど、最近では保育園や小学校に通うような子供の睡眠不足が増えているそうです。

では、どうしてこのような子ども達が睡眠不足になってしまっているのでしょうか?また、これは子どもの成長にどのような悪影響をもたらすのでしょうか?

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睡眠不足☆子供がなってしまう背景

通常なら、子どもの睡眠は、夜の21時~朝の6時・7時くらいまで。このような生活を規則正しく行い、必要に応じて昼寝を取り入れていけば、睡眠不足に陥るということはありません。

ですが、最近の子どもは、就寝時間が夜の23時、なんて当たり前のような生活をしてしまっていることが少なくないのです。

その背景には色々なことが考えられますが、まず、親が自分の時間を優先してしまっていることが挙げられますね。

忙しいがために、夜になっても片づけなければならないことが数多くあり、子どもを寝かすということをしません。すると、子どもはいつまででも起きて、大人と同じペースの生活をしてしまうのです。

特に遅くまでテレビなどを見せていると、子どもは興奮して寝なくなってしまいます。これが睡眠不足につながるわけですね。

また、最近の子どもは昔に比べると、外遊びをする機会が減ってきています。部屋の中でばかり遊んでいると神経だけが疲れ、身体が疲れないため、寝付きが悪くなります。

それで夜にうまく眠れなくなり、朝は起きられず、また夜は遅くなる・・・そんな悪循環が身に付いてしまっているのです。

睡眠不足が子どもに与える悪影響

睡眠中には、成長ホルモンという大切なホルモンが分泌されることが分かっています。成長ホルモンは、その名の通り子どもの成長には欠かせないホルモンです。

体の成長が著しい成長期の子どもは、この成長ホルモンがたくさん分泌される22時~2時の間は特に、しっかりと眠らなければなりません。

これができないと、体の大きさが成長しにくいというだけでなく、骨が弱くなったり、免疫力が低下したりする恐れもあるのです。睡眠をしっかりとることは、子どもの健やかな成長のために欠かせないものです。

また、睡眠不足になると、子どもは明らかにイライラしてしまいます。それから、日中にも集中力が低下し、遊びも思うように楽しめなくなってしまいます。また、頭痛や腹痛などの症状を訴える子どもも少なくありません。

睡眠には、それだけ大切な役割が多数備わっているのです。可愛い子どもを本気で大切に想うなら、子どものワガママで夜更かしさせるのではなく厳しくても21時までの就寝を徹底したいですね。

睡眠不足解消☆子どもへの働きかけ

では、子どもの睡眠不足解消のためには、具体的にどのようなことを行っていけば良いのでしょうか?

まず1つ目に有効な方法として挙げられるのが、外遊びの習慣化ですね。日中は1~2時間、外で体を動かすことを心がけましょう。お日様の光を浴びることは体内時計のリセットにつながり、また体が適度に疲れることで入眠しやすくなります。

それから、面倒でも21時前には、親が子どもと一緒に布団に入り、寝かしつけを行うことです。この時にはテレビは決して、暗い部屋で絵本の読み聞かせなどを行いましょう。こうして心を落ち着かせてあげることで、子どもはすんなりと入眠できるようになるのです。

また、食事の時間が遅くならないように工夫してあげることも大切です。できるだけ18時台の早い時間に食べ終えれば、胃腸が活発に動くために眠れないという事態を防ぐことができます。難しいかもしれませんが、子どもが小さいうちは、子どものペースに合わせてあげることが大切ですね。

まとめ

子どもにとっての睡眠は、大人以上に大切なものです。子どもが元気に育ってくれるよう、親は自分の都合を優先したり、子どものワガママに振り回されることなく、しっかり睡眠を取れるように工夫してあげましょう。

お昼寝も、子どもには大切な役割がありますが、やっぱり1番重要なのは夜の睡眠です。お昼寝はそこそこに切り上げて、夜、ぐっすり眠れる環境作りに努めてあげましょう。

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