ノロウィルスが完治するまでの期間とは?どんな症状に注意が必要?

秋冬になると猛威をふるうノロウィルス。食中毒の一種で、強い吐き気や下痢などが続き、辛いものですよね。子供や高齢者は、合併症などのリスクも高いので、特に注意が必要です。

そんなノロウィルスですが、完治するまでの期間はどのくらいかかるものなのでしょうか?また、どのような状態になれば完治したと見極めることができるのでしょうか?そんな気になる点を調べてみました。

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ノロウィルスが完治するまでの期間

まず、ノロウィルスは感染しても、すぐに症状が出るわけではありません。潜伏期間というものがあり、これは約1~2日となっています。1~2日経過後に発症し、症状の回復までは2~3日かかります。ただ、気を付けなければならないのは、この「症状の回復」が、イコール完治ではないということです。

このノロウィルスにかかってしまった場合には、症状が改善した後でも、ウィルスが体内で1週間以上生き続けていると言われています。そのため、排泄物などにはまだ、ウィルスが混入し続けるのです。

つまり、完治したと思い込んで外出などをしていると、思わぬ人に感染を拡大させてしまう恐れがあるということですね。できるだけ症状が改善してからも、しばらくは外出を控えた方が良いと言えるでしょう。

ノロウィルス☆完治したかどうかの判断

ノロウィルスのウィルスは、生命力が強く、完治するまでの期間が非常に長くかかります。そのため、症状が改善したら無理をして仕事に復帰してしまったり、学校などに行ってしまったりする人が少なくありません。そこで怖いのが、二次感染の広まりです。これを防ぐためには、完治したかどうかをしっかりと見極めることが必要になります。では、どうすれば判断することができるのでしょうか?

実はこれは、医師による検査が必要となっています。最低でも1週間という期間、ウィルスが生き続けるノロウィルスの場合には、完治したかどうか、医師が検査をして判断しなければなりません。そのうえで、医師から証明をもらえば安心して仕事や学校にも復帰できますね。

職場などで一定人数の症状が出た場合は、保健所に申し出て検査を受けなければならないことになっています。これに関しては無料なので、きちんと受けましょう。ただし、個人で受けた場合には保険適用外なので、1万円程度かかってしまいます。高額なので、なかなか個人では受けにくいのが困ったところですね。

ノロウィルス☆こんな症状に注意!

ノロウィルスのウィルスが完治するまでの期間、特にウィルスが活発に活動している時には、微熱から始まり、嘔吐、腹痛、下痢といった症状が起こってきます。熱自体はそれほど高くはならないものの、嘔吐や下痢の症状が激しいため、体力も消耗しやすいのが辛いところですね。

この時、注意しなければならないのが脱水症状です。嘔吐や下痢により水分が急激に奪われるため、脱水症状に陥りやすいのがこの病気の怖いところなのです。そこで、スポーツドリンクなどを用いて、できるだけこまめに水分補給をしていきましょう。

脱水症状が悪化すれば完治までの期間が長くなる可能性もありますし、何よりも命に関わる恐れもあります。無理に食べる必要はありませんが、とにかくしっかり水分を摂取してください。これが難しい場合は、医療機関で点滴などの処置を受けましょう。

それから、感染している方は嘔吐や下痢で身の回りを汚してしまいますが、これの処理に関しては、できるだけ自分自身で行うか、第三者が行う際には手袋やマスクを着用するようにしましょう。排泄物に直接触れると感染するリスクが高いので、最大限の注意が必要です。

まとめ

ノロウィルスはよくある病気の1つですが、悪化すると怖いものでもあります。かかってしまった場合には、できるだけ感染を広げることの無いように、完治するまでの期間は自宅から極力出ないようにしたいですね。症状の悪化にも十分に注意し、しっかり水分を摂取して、少しずつ体力を回復していきましょう!

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