シアバターと聞くと名前にバターが入るので食べ物?と思う方もいるのではないでしょうか。シアバターは主に化粧品に使用されています。しかし、肌の保湿だけでなく様々な活用法や効果があります。一体どんな効果があるのか詳しくお話していきたいと思います。
シアバターって何?
シアバターの原産国はナイジェリア、マリ、ブルキナファソ、ガーナなどのアフリカ諸国。アカテツ科シアの木の種子を加工して採油されたものがシアバターです。この木は世界的にもかなり貴重なものです。
アフリカでは保湿以外にも、食品、薬品、燃料としても使用されており、生活に根付いたものなのです。また、歴史は長く…ガーナ北部では1000年以上も前から使われています。
常温の場合は、固形でその名の通りバターのような状態です。主な成分は、ステアリン酸、オレイン酸で人間の皮脂とよく似た成分となっています。
シアから抽出される植物性油脂は、天然成分のため敏感肌の人でも使用できるほど肌に優しいものです。低刺激でシアの油分で乾燥しにくいため、乾燥肌の人にもぴったりです。
シアバターのもつたくさんの効果とは!?
シアバターには、天然ビタミンE成分のトコフェロール、酸化防止作用のあるカロテノイド、炎症を鎮める成分のトリテルペンアルコールやアラントインが入っています。
シアバターに含まれる抗酸化作用と新陳代謝促進作用で肌の修復はもちろん、肌の細胞を生まれ変わらせる効果もあります。ニキビ跡やクレーター跡は、なかなか治りませんよね。肌のクレーター跡は何度も繰り返し同じ場所に出来たニキビを爪などで潰し、肌に傷をつけてしまうのが原因です。
シアバターを塗ることで、傷を治すとともにコラーゲンの統合を促進、肌の生まれ変わりを助けます。そのため、クレーター状になってしまったニキビ跡だけでなく、火傷や傷跡も綺麗になるのです。
シアバターのすごいところは、肌の修復だけでなく、保湿はもちろん!抗酸化作用があるため老化を防ぎ、肌にハリとツヤが出ます。少量でとても伸びが良く、コストパフォーマンスも抜群!エイジングケアにもおすすめです。
さらに…美容や肌の修復だけでなく、傷の手当や消毒、筋肉痛やリュウマチ、白髪、脱毛予防、皮膚がんやシミを防ぐ効果が!トラブルで悩んでいる人のためと言っても過言ではないくらい、とても優秀です。
シアバターの使い方
シアバターは、とても伸びが良く少量の使用でOKです。初めて使う時は、今までのハンドクリームやボディクリームの要領で塗ると多すぎてべたべたになっていまいますので注意。少しずつ手にとって使用するのをおすすめします。
塗る前に手で少し温めてから塗ると、柔らかくなって塗りやすくなります。少ないかな?と思うかもしれませんが、体温でシアバターがゆっくりと溶けて馴染むので大丈夫です。
顔に塗る場合、大豆一粒くらいの大きさで十分です。顔はもちろん、手足や体、髪の毛に使えます。髪に使う場合は、顔や体などに塗った後手に残ったシアバターで十分です。
傷跡にも直接塗って大丈夫!おすすめは夜寝る前のケアに使用すること。寝ている間に肌にしっかり浸透し、朝しっかりと効果を感じられます。
朝使う場合は、化粧水などの基本ケアが終わった後に少量塗ると1日中乾燥知らず、そして紫外線対策にも。男性も髭剃り後にも!男女年齢問わず、赤ちゃんから年配の人まで使えるのが嬉しいですね。
こちらのショップではシアバターをはじめ、注目のアルガンオイルやホホバオイルなどのオーガニック製品を取り扱っています。
まとめ
万能なシアバター!クリームだけでなく、今はシアバターの配合された化粧水、コンディショナー、石鹸、ハンドクリームなど様々なものが発売されています。自分に合った製品で…肌トラブルに悩んでいる方はぜひ使ってほしいです!