山菜の種類にはどのようなものがあるの?それぞれの特徴は?

美味しい山菜!ですが、最近ではあまり馴染みのない食べ物になってきていますよね。山菜と一口に言っても、その種類や特徴は様々。そこで、そんな山菜の種類と特徴について調べてみました。

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山菜の主な種類と特徴

山菜というのは、山に自生する食用の植物のことを言います。この山菜の大きな特徴は、人工的に栽培されているのではなく、自生しているものを採取しているという点です。まさに自然の恵みですね。

そんな山菜として、一般的に食卓に上がるものには、以下のような種類があり、それぞれに特徴があります。

[note]・明日葉・・・葉や茎を食する山菜で、独特の癖があり、栄養価が非常に高い。
・イタドリ・・・茎が中空で丈のような構造。柔らかくて食べやすく、酸味があり、生で食べることも可能。
・ウド・・・香りが強い。若葉やつぼみ、芽などを食用とし、アクが少ないので食べやすい。薬用としても用いられる。
・クコ・・・ナス科の低木。果実を生食やドライフルーツとしていただく。月経促進などの作用があるが、妊婦は避けたほうが良い。
・セリ・・・若い茎を食用とする。独特の香りがあるが、春の七草の1つとして親しまれている。
・ぜんまい・・・若い葉を食用とする。山菜の代表格としてよく知られているものの1つ。
・タケノコ・・・竹の若芽。えぐみが強いのでしっかりあく抜きして利用。広く親しまれる山菜。
・フキ・・・葉柄や葉を食用とするが、あく抜きが必要。筋があるのが特徴。
・わらび・・・山菜の代表格。あく抜きをしてお浸しなどにし、食用とする。[/note]

ここに挙げた山菜は、ほんの一例。実は、山菜にはかなり多くの種類があり、「こんなものも食べられるの!?」というものもあるのです。

山菜を採取する場合の注意点

たくさんの種類がある山菜は、どうしても、採取する際に間違ってしまうことがあります。栽培するのではなく、自生しているものを採取するという方法なので、よく似た違う種類を採取してしまうということもあるのです。そのため、中には中毒性のある野草を採取してしまう場合もあり、注意が必要となっています。

特にニリンソウと間違えやすいイチリンソウやコシアブラと間違いやすいウルシ、タラノキなどの毒草には注意しましょう。

山菜を採取しにいく時には、できるだけプロの方と一緒に行くのがオススメですね。もし、間違えて山菜とよく似た毒草を採取し、食べてしまった場合、食中毒を起こす可能性があります。

採取するなら、間違える心配のない素人でもわかりやすい種類を選ぶことも大切ですね。ぜんまいやわらび、タケノコなら、間違えることも少なく、安心して取りやすい種類だと言えます。

それから、山林にはそれぞれに持ち主がいます。私有地であったり公有地であったりするので、持ち主が山菜の採取を禁止している区間では採取してはなりません。勝手に入ることは、侵入罪、窃盗罪になってしまいますので注意しましょう。

また、山菜取りは自然の中で行うものなので、危険も伴います。事故を起こさないよう、万全の対策を行い、無理はしないことがオススメですね。

山菜を使ったお料理の種類

山菜は、どのようなお料理に活用されるのでしょうか?代表的なもので言えば、やはり山菜ごはんですよね。混ぜご飯にしたり、炊き込みご飯にしたり・・・山菜には独特の食感や香りがあるものが多く、山菜ごはんにすると、そんな美味しさがうまく活かされます。

それから、山菜は天ぷらにするのも定番です。天ぷらにすれば、香りや食感が強いので、少量の塩を付けるだけで十分に美味しくいただけます。

また、山菜の中には佃煮にしたり和え物にするとおいしいものも多いですね。例えば、ふきは「きゃらぶき」という甘辛く炊いた佃煮にするのが定番です。ご飯のお供にピッタリですね。

山菜は、多くがアクや香りが強いため、食用にするためには丁寧な下処理が必要となります。手間暇がかかるため、普段の食卓には上がらないという家庭も多いでしょう。中には、山菜を下処理したものをパックにした便利な食品などもあるので、活用してみると良いですね。

まとめ

山菜には、実に様々な種類があります。過酷な自然の中でたくましく育つ山菜の中には、栄養価が高く、健康面で嬉しい効果が期待できるものも多数!なかなか家庭用には活用しにくい食材ではありますが、できるだけ色々な方法で、食卓に上がるようにしていきたいですね。

また、機会があれば山菜を採取する体験をしてみるのも面白いかもしれません。

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